群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

『瀬南くん。──…お願いがあるんだけど…』



先生の家に行った日から3日経った今日、瀬南の携帯に電話をかけた。


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『送っていくよ。』あの日先生はそう言ったけど、


とてもじゃないけど、二人きりの空間なんて今は耐えられない、…二人になりたくなくて、



『帰りに本屋に寄って行きたいので…』なんとかうまくごまかして、やっと一人になれた。



慣れないヒールを履いてたのにも関わらず、走って走って……。


次の日は足にマメが出来てしまったけど、一分でも一秒でも早く、先生から離れたかったから。



上着のポケットにそっと手を入れ、瀬南から貰ったメモの感触を確かめる。





『──…はい。』


すぐに瀬南が出た。



「……私、美桜です。」



『あ、うん、義姉さん。

どうした?』




私は、呼吸を整え、


「…実は…────」






『───…わかった。


じゃ、その日にアイツを清宮家に行かせなければいいんだな?』



「……うん。無理なお願いしてごめんなさい──」



『協力するって言ったろ?任せといて。

──…義姉さんは『彼氏』と楽しんできな。』



そう言って、電話を切る。


『彼氏』……か。


ハルくんが彼氏だったらどんなに嬉しいだろうな…。


毎日がHappy──…。



──…毎日電話したり、



デートしたり、



時には喧嘩したりして。



……キスしたり。




ひや〜〜!自分の妄想にドキドキしてきた!!



なんて……こんなこと絶対叶わないのにね。



でも…。ハルくん、やっとあなたに逢える……。



これが最初で最後のデートになるから

悔いは残したくない。



少しでもハルくんによく見られたくて、…あれから鏡とにらめっこしてる自分がいた。




──…そして、デート当日。