群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「…まぁ、あれだ。オレはあのくらいじゃ、欲情しないから心配すんな。」



し、心配って…。誰もしてないし!それに欲情って!?!


開いた口が塞がらなかった……。



気付けば、熱くなってた瞼も、熱が引いてて…。



「おっ、落ち着いたか?」


いつの間にか『瀬南』も私の前にしゃがみこんでた。


「あんたさ……」


『瀬南』が下を向く。


「………何?」



すぐに顔を上げ、


「アイツと結婚すんの、やめとけ。」



はっきりそう言った。



「……アイツは、自分の欲しいものは、どんな手を使っても手に入れないと気が済まないヤツなんだよ。


…結婚してない今だったら引き返せる。」



…『瀬南』が立ち上がる。


「アイツのせいで、誰かがが傷付く姿、見てられないんだ…。」



そう言った『瀬南』の横顔はどこか寂しくて…



……私も静かに立ち上がった。


そう言ってくれる、『瀬南』の気持ちは本当嬉しかった。


この『三崎家』に、私の味方がいるみたいで…。



……けど、道は一つしかないの。



「……心配してくれてありがとう。」


心からそう思えた。



「……じゃあ、結婚は──」


ほっとしている『瀬南』に、私は



「けど、結婚はするよ。」

静かに伝えた。



「──…は?オレの話、聞いてた?

…アンタ、結婚したら、アイツと暮らすんだぞ?


今日みたいなことあってももう助けてやれねーぞ?!」



『瀬南』の声が大きくなる。


……私は『瀬南』から視線をはずした。



「──まさか、アンタ─……、アイツに脅されて…」


はっ、とした顔をする『瀬南』に、私は静かに笑うだけ。



「大丈夫だから…。

『瀬南』くん、でいいんだよね?これから、よろしくね…」

右手を出した。


「……なんかあったら、協力するからな。

オレ『瀬南』。アイツの弟だよ。よろしくな……義姉さん。」

私の手を握り、ギュッと力を入れた。