(…っ邪魔!!着替えらんねーじゃん…)


心の中でそう呟く。



…俺は気持ちとはウラハラに

瑠美の両腕を掴んで

振り返って抱き締める。



「…ただ、瑠美さんに会いたくなっただけだよ。


…迷惑だった?」



用意された台詞。


計算された声のトーン。


計算済の行動。



計画的な俺のすべて…。



体を離し、瑠美の顔を見る。


瑠美は 俺の言葉に酔っているのか、

頬を赤く染め、瞳をうるうるさせて



「駄目じゃないよぉ〜!すっっっごく嬉しい!!」




再び抱きつき

キスをしようと俺の顔に手を伸ばす。