群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

───────────
─────────

夜、23時過ぎ。

…ママとみーちゃんが寝たのを確認して、私はベッドから立ち上がり、パジャマから私服へと着替える。



まだ、未来は帰ってこない。

ママは最初の頃は起きて待ってたけど、未来に



『待ってなくていいから!』


強く言われてしまい、ヘソを曲げてしまった。



目立たないように黒いコートに黒のパンツ…



なんか、探偵になった気分。

…静かに階段を降りて、玄関を出た。



──ふうっ


気付かれなかったみたい。


……どこにいるか、何をしてるのかわかんない。



とりあえず、未来の日記に書いてあった、未来の学校の近くにある繁華街に行ってみることにした。



彼氏が繁華街のレンガ通りで踊ってるって…。



ここから歩いてもいけるけど、時間がないから、自転車にまたがった。



未来……。



思いきりペダルを踏んだ──…