群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「え?!」


ちょっと…待ってよ!!



「──…清宮先生には、私が新任の時にお世話になったんだよ。

もちろん、今だって交流はある。」



先生は後ろを向き、


「どんな反応するかな?やっぱりショック受けるかな〜?

ショック受けると同時に、『教師』は続けられないんじゃなかな?


娘が高校生でキャバクラ勤め、じゃねぇ。」





顔は見えないけど……私の反応を楽しんでるようにしか思えない言動…。



私は怒りを押さえ、




「…言わないで下さい。」



消えそうな声で先生に訴えた。



でも、先生の反応はない。



「──…父に、言わないで下さい…」




もう一度言った。




──しばらくして先生は振り向き、



「いいよ。絶対言わないって約束する。」





…先生の、その返事に安堵した──…。



「君の返事次第でね。」




言葉の最後にそう言った。



──…返事って…




「─…清宮美桜さん。

私の妻になってください。

…NOとは言わせないよ?」




にっこり微笑みながらそう言った──…。