群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「ちゃんと……見せてくださいっ!!」




声を絞り出すけど、なかなか思うように出ない…




先生は私を離し、写真を顔の前でヒラヒラさせて、




「ここに写ってることは事実。

妹さんがキャバクラで働いているのは真実だよ。」



…私は、目の前で揺れている写真を見ながら言葉を失った……。



……それが事実?



これが真実……??




──…未来、どうして?!



だって…まだ、高校生じゃない……



確か、ファーストフードでアルバイトしてたはず…



「あ、そうそう。」



先生は思い出したように、


「最初は別なバイトしてたみたいだけど、お金にならないから今の仕事を選んだみたいだよ。」



先生はクスクス笑ってる。


「何がそんなにおもしろいんですか!」


涙が溢れた。


こんなに悔しくて涙を流すのはいつ以来だろう……。



悔しくて悔しくて…──




──…『先生』と『生徒』じゃなかったら、

今すぐ殴ってたと思う。




「……やっと感情を見せてくれたね。」



嬉しそうな顔をする先生。



「いつも校内で見掛けるたび、君は他人を高いところから見てる感じがしてね。

私のことなんか眼中になかったみたいだしね。


──その、ポーカーフェイスを崩したかったんだ!」



興奮気味に身振り手振りで話す、先生のその姿に



私は恐怖を覚えた……─




「──…その写真、返して下さい!!」



写真目がけて飛び付くが



「おっと!!」



自分のズボンの後ろポケットに入れ、


先生は返してくれない。




「先生には関係ないじゃないですか!!」



悲鳴に近い声を上げた。




そんな私に、先生は




「…このことを、お父上が知ったら、どうなるんだろうね」




ニヤリと笑ってた…──