群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「じゃあ、始めるね」



先生が足を組んだ。


私は下を向いたまま、目を瞑る。




「──小学校でお姉さんと同じテニスクラブに入り、テニスを始め、次々にジュニアで優勝を飾る。」





……………………。





「──中学に入り、プロを意識し始める。」





……………………。




「──そしてその頃、野球少年に恋をする。」




……私の心臓がドクンと波打った。




「動揺したのかな?まぁ、これからだからね。」




……嬉しそうな声を上げる先生。




私は両手をギュッと握って力を入れた。




「大丈夫。君がよそ見をしてたって。

──私たちは運命の相手同士。いつかは巡り合う運命だったからね。」





…………頭、おかしいんじゃない?このヒト…──




「──続けるよ。


中学三年の夏前に、妹さんが原因で事故に合う──」
『「妹は関係ないっ!」』


思わず顔を上げ、叫んだ。



「おや?間違っていたのかな?」


…それでも先生は話続け、


「『彼氏』のことで喧嘩をし、君が事故に合い、君たち姉妹の関係は気まずくなった。
──現在進行形かな?今も気まずい状態だね。」





─……『彼氏』って、大ちゃんのこと……?

……このヒト、一体、どうやって調べてんの……?




「君は、第一希望だった、テニスの強豪校をやめ、うちの女子校に来た。」




そして、


私の顔を舐めるように見ながら、




「運命の相手である、私に再び会うために、ね」



そう言って笑った。けど、



目が…、



先生の目が、



……獲物を狙う獣のような鋭い眼光で、私を見てた。