群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

──…日野さんの後ろから三崎先生が教室に入ってくる。


何で?

先生は委員会には関係ないのに…



「ごめんなさいね、清宮さぁん。」


日野さんがふくみ笑いをしてる。


「三崎センセに直接お願いされちゃったら、断れないです〜」


そう言って、日野さんは三崎先生の腕にしがみつく。


──…やっとわかった。


日野さんは、私を呼び出すために、委員会があるって嘘をついたんだ…。



三崎先生を睨みつけた。


先生は肩をすくめて、


「彼女から、協力してくれると言ってくれたんだよ」


そんなこと言ってるけど、先生がそう言わせるように持っていったに違いない…。


──最低だ、このヒト…。


先生は日野さんの腕をそっと離して


「今日は本当にありがとう。君のおかげで彼女とやっと話ができるよ…」



手を握り、日野さんを見つめながら微笑んでいる。



日野さんは手を握られたことにドキドキしてるのか、ぎこちなく、


「セッ、センセのお役に立てられて、しっ、幸せです……」


…とろけるような目で先生を見てる。



「じ、じゃ、席外しますね」


日野さんは教室を走って出ていってしまった。



「……さて、清宮さん。」



立ちすくむ私に先生が話を始めた。