群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

──…季節は冬になり、街にはジングルベルの歌が流れている。



…図書室の一件があってから、放課後残ることを止め
学校が終わったらすぐに家に帰ってた。


校内でも、三崎先生のことを避けて生活していた。



何度か、校内放送で呼ばれたけど…無視。


クラスでは、

「清宮さん、三崎センセ、呼んでるよ〜?」


「代わりにあたしが行ってこようかぁ〜?」


…どうみても先生狙いの女子がウザいほど声をかけてきたけど、

それもテキトーにあしらってた。




明日になれば、冬休み。今日会わなければ大丈夫。


一月からは大学入試が始まって、


三年生は自由登校だから。


学校に行かなければ会わなくて済む…。




──全校集会が終わり、教室に戻る途中、



「…清宮さ〜ん」



肩を叩かれた。


「──…あ、日野さん…」

4組の日野〈ヒノ〉さんに声をかけられた。ちなみに私は1組。日野さんは4組の学級委員長で、委員会でよく隣の席になった。



「今日、ホームルーム終わったら最後の委員会あるんだって〜」


「え、そうなの?私、聞いてないけど…?」


…初耳だよ。誰かの連絡ミス?


困惑した顔をしてる私に



「なんかね、急に決まったみたい。けど、プリント配ったら終わりって言ってたよ?」


にっこりする日野さん。


「そうだったんだ。…教えてくれてありがと。」



日野さんは長い髪をなびかせて


「お礼なんていいよー伝えただけだし♪」


そう言うと私の前を歩いていく。


「──…あ、そうだ、清宮さぁん。」


くるっと振り向き、



「場所は、旧校舎にある、古い方の視聴覚室ね」



……図書室の隣の教室だ。

あそこにはもう近寄りたくなかったけど…


みんな来るなら問題ないよね…。


受験前の最後の委員会か。


なんて面倒なんだろう…。



「…さっさと終わらせてよ…」



ボソッと呟いて、教室に戻った。