『────……けど、


『ハルくん』、を見てると──動悸がすごくって…。

あ…、悪い意味、じゃなくていい意味で!!…何と言うか…』



今の気持ちを、素直に大ちゃんに伝えたかったけど、


なんかウマく話せなくて…

話しながら混乱してきた。



そんな私に…大ちゃんはこう言った。



『───……そういうの、一般的に言うと


『恋』っていうよね…。

…多分だけど。』


『………………』


…やっぱりそうなんだ。



私のこの気持ちは
『恋』ってやつなんだ…。


無言の私に、


『それに、ハル、いいヤツだよ』


大ちゃんはニヤッと笑い

『ボクも惚れてるし♪』


『……………!?』


焦った私に気付いて

笑いをこらえる大ちゃんの声が聞こえた。