「大ちゃん!!」



ユニフォーム姿の大ちゃんが



ハアハアと

息を切らして現れた。




すぐに息を整え


大ちゃんは駆け寄った。



「……彼女に



何か用ですか?!」




普段の大ちゃんとは違い


彼を睨んでる




「だっ、大ちゃん!違うよ!!」


大ちゃんと彼の間に慌てて割って入り



「今、変な人たちに追い掛けられて…


この人に助けてもらったの。」



大ちゃんの手を握り


いい聞かせるように話した。


「……」


大ちゃんは納得してくれたみたいで



「間違えてすみませんでした!

彼女を助けてくれて、ありがとうございました!」



彼に頭を下げた。



あ、そうだ!


慌てて私も一緒に

「ありがとうございました!」



頭を下げた。