「次の日曜日、また試合あるんだ。

…見に来てくれる?」


大ちゃんが遠慮気味に聞いてきた。


私はブンブン両手を振って


「私が悪いんだよ!

…行くよって言ってて、行かなくてごめんね。」

大ちゃんを見る。


優しく笑ってた。



普通のオンナノコだったら

大ちゃんスマイルを見ちゃったら


トリコになっちゃうね!


そんな大ちゃんスマイルにキューンとしてる私に


「おーちゃんこそ、休みないんじゃない?大丈夫?」

逆に気を遣わせちゃった!


「…えっと、次の日曜は試合、なかったはず。


来週の日曜に見に行くよ!」



私は両手で握り拳をつくる。



「──…ぷっ


……おーちゃん変わってなくて、なんか安心した。」



ケラケラ笑う大ちゃん。



なんか、年下の大ちゃんに笑われた。



膨れる私。



「けど、すっごくキレイになったね」



にっこり。



今時の小学生って



…すごい。