驚きで涙が止まった

あたしは、この家にいらない子なんかじゃなかったんだ・・・


この世にいらない子だったのだ。










放心状態で固まったあたしに







「今日の8時からお前は柊家の人間となる
部屋のものは全て向こうに送っておく。

友達と、最後の別れだからな。

なんせ、あちらはアメリカに新居を立ててくださったようだ
カナメ様と幸せにな」







そんな言葉を吐き捨てて、お父さんはいなくなった