すぐに来た日曜日
なに着ようかな・・・?
あたしは可愛くないから、フリフリとかリボンとか似合わない
いっつも、黒とか白とか、色身の少ないものを着る
「よし、これでいいか」
黒くて長い髪を横に流し、黒いパンプスを履く
なんか黒ずくめになっちゃったけど・・・いいかっ!
浮かれてたあたしは、この先に絶望をみるなんて、思いもしなかった
ドアを開けようとしていたあたしを
「待ちなさい」
と引き止めた人がいた
ドクンと脈が打つ
冷や汗を垂らしながら振り向いた
「・・・お父さん」
そこにいたのは、あたしのお父さんだった