じゃあお前がのってやれよ・・・
「はぁ・・・・・わかった」
そういったのが間違いだった
「本当ですかぁ!?」
今までしょぼんとしていた村藤は今日1番のキンキン声を発し、
「おおお!よかったなあ!綾乃ちゃん!」
清水は俺の背中をバシバシ叩いて喜んだ
どうやら清水は最初から共犯だったらしい。
あいつ・・・俺がこいつ嫌いなのしってるくせに・・・
まあ、あいつのことだから、面白がってというのが理由だな。
「おい!お前ら!五月蝿いぞ!ちゃんと仕事しろ!」
野太い声が響き渡る
竹下部長の声だ
「きゃっ!すみませんっ!」
「うお!すみませーん!」
と、2人は戻っていった
部長・・・もうちょっと早く声をかけてくれれば・・・
「おい、佐倉」
部長が俺を呼んだ
「はい」
と部長の方を向くと
「よかったな☆」
と親指を立ててウインクをしてきた
・・・50過ぎのおっさんが何やってんだよ
そんなこんなで、俺は日曜日に嫌いなアイツを飯を食うことになった。
憂鬱だ。まったくだ。

