「ぶー・・・じゃあ、会社外ならいいんですよねぇ?」
・・・これはマズイパターンだ
このまま行くと、俺は食事に誘われてしまう
好きでもないやつと食う飯ほどまずいものは無い
「先輩~?今度の日曜日、空いてますか?」
日曜日・・・あいにく用事がない日だった
だが、こいつと食事に行くという用事は入れたくない
「わるいな」
あきらめろ。
絶対に行く気ねえから
村藤をみると・・・
こいつ・・・笑ってやがる
「え~?でもぉ、私、聞いちゃったんですよぉ?
先輩が、日曜日はゴロゴロして過ごすってしゃべってたのー」
チッ!
清水と話してたときか?
俺が答えられないでいると
「せんぱぃ・・・1回くらい一緒にご飯しましょうよぉ・・・私、会社のこととかぁ・・・相談にのってほしいです・・・」
そういう村藤の目には涙が
泣き落としかよ・・・!
2人で話しているとき、
「おいおいおい!佐倉ぁ!お前、なに綾乃ちゃん泣かしてんだよー!」
・・・・元凶がきやがった
「うるせえな、清水。こっちは「先輩が相談にのってくれないんですぅ」
んな!こいつ、清水に後押しさせる気かよ!
「なにぃ~?可愛い後輩の相談には乗ってやれよ?食事行ってやれって!」

