歩くたびカサカサと音がなる
すっかり赤く染まった道路を進む

坂の上にあるあたしの学校

正直、あそこには死んでも通いたくなかった

だって、あそこはあいつらの目が光ってるから

全ての行動が筒抜けで、気持ち悪い

サボろうにもサボれない環境におかれてしまった


「はぁ・・・ウザ」



誰にも聞こえないくらい小さな声でつぶやく


誰にも聞こえない心の声で




「・・・・・・助けてよ」



そうつぶやいた





今日も1日が始まる


色味のない、憂鬱な1日が・・・