「もう勉強やめよーよ」



「赤点とったら追試なんだろ?
追試なんかあったら
一緒に遊べない」



部屋に響くのは
紙に、ペンで字を書く音と

あたしの あくびの音だけ。



結局、みっちり勉強を
教えてもらったあたし。

だって追試ヤダし。



ガラッ!



窓を開けると、隣の家に
住んでいる斗真が見えた。


まだ勉強してるんだ・・。


斗真は、必死に
色んな資料みたいなのを
見ていた。