あなたに逢えたから



それから数日後、

朝 目覚めたら夢だった。
という事をどれほど期待しただろう。

携帯には
"合格おめでとう"
というメールがたくさん届いていた。

卒業式がついこの前で
合格発表がほんの数日前だなんて考えられない。

私はずっと、
これからの事を考えていた。
自分が合格すればみんな喜んでくれるだろうなんて
大間違いだった。

とりあえず、私は
父と2人で一緒に生活する事が
考えられなくて、一人暮らしする事にした。