美鈴と拓馬が、公然の仲となっても、拓馬に憧れる女の子はあとを絶たなかった。


その何人かは、勇気を振り絞って告白した。

その他の何人かは、手紙を書いた。

アドレスを誰かからか聞き出して、メールで告白する者も居た。

いずれにしても結果は同じだった。

拓馬の心は「ぶれる」事は無かった。


一瞬でも。