もうひとつの卒業

「拓馬、あなたはまだ若いわ。

それにやるべきことがあるはず。

わかっているわよね。

私から卒業して、あなたが生きてやるべきこと」


拓馬は美鈴のことを思った。

まだ意識が戻らず病院のベッドの上に居る幼なじみのことを。