もうひとつの卒業

拓馬は早苗のアパートに通い続けた。

いつもカメラが一緒だった。

晴れの日も風の日も。

雨の日でさえも。


もっとも、雨の日は本物の光を得るのに苦労をした。

蛍光灯の光ではどうしても上手く撮れなかったからだ。