階段を降りきった時だった
「美花、ぁりがとう」

繋いでいた手が離れ翔馬に抱き締められた

「俺、さっき凄く不安だった。先輩見たら、また美花がすきになるんじゃないかって…けど手、強く握ってくれたから恐かったけど堂々と先輩の前を美花と歩けた。本当にぁりがとな!」
そう言ってまた強く抱き締めた

不安にさせてゴメンね…
けど、大丈夫

先輩の事は先輩が好きだった思いは全部捨てたから