「いらっしゃい。冴子ちゃんと奏斗くん。」




「美月ちゃん 奏ちゃんは?」


「近くの公園に避難させてるわ。」



避難?

よく見ると『美月ちゃん』の顔に殴られた痕がたくさんあった


「あそこで右に曲がると小さな公園があるわ。」

「母さん、行っていい?」

「いいけど 気をつけてね。」



「奏は人見知りなのよ。気を悪くさせたらごめんね。」


「はい。」


俺はダッシュで公園に向かった