「奏斗様、顔色が優れてませんよ?」


奏が『超・心配!!』というような表情をしてた




「ダルいし熱っぽい感じがする…。」




「今日は休んでて下さいね。体温計とお薬を持ってきますので…。」


そう言って奏は部屋から出て暫くしたらまた来た(速いな)








――――ピピピピッ♪
ピピピピッ♪



体温計が鳴った

―37.98℃―




風邪だな









―コンコンコンッ

「失礼します。」

ガチャッ



ガラガラガラ…

「奏斗様、体温計を見せて下さい。」



奏に体温計をわたした

奏のリアクションは『ほー…』みたいな感じ

「―雑炊を作りました。熱いので気をつけて下さい。無理はしないで下さい。」


そう言って木製の茶碗に雑炊を注いで(ついで)木製のスプーンを入れて渡した