「お前さ、昨日ベッドに寝てたから、ビックリしたよ」


布団の音で、ユウも起き上がったのが分かる。


「……。私、先に下りてるから」


ユウを避けるように、足早に部屋を出た。


今、顔を合わせたら、どんな言葉が口を出るか分からない。


会いたくない。


ユウには、会いたくないよ。