「料理が上手だから好きって事はないよ。それより、一緒にやろうぜ」 「うん…」 なんか、幸せ…。 こうやって、台所に並んでいると、まるで新婚さんみたい。 そう思いながら、頭一つ分違うユウを見上げる。 「何?」 「ううん。何でもない」 慌てて視線を戻すと、笑われちゃった。 「何だよ。気になるじゃん」