それにしても、私の出る幕まったく無し…。 「情けない…」 「何が?」 「だって、私、女なのに料理も出来ないなんて」 あっという間に、下ごしらえが済んでしまった。 「何言ってんだよ。料理に男も女もねえだろ?」 「だけど、料理が上手な人の方が好きでしょ?」 こんなんじゃ、ユウの胃袋を、ガッチリ掴めないよ~。