ええ~!!! キ、キスされてる。 「亜由美…」 そう言って、ユウは唇を離すと、私を抱きしめた。 ユウが、ユウが…。 こんな事をするなんて。 信じられない…。 しばらくすると、ユウは寝てしまい、静かな吐息が聞こえてきた。 目を開けると、私を抱きしめたままの、ユウの寝顔がそこにある。 「ユウ…。ズルイ。こうやって、やっぱり私の心を離さないんだもん」