「亜由美、これから夜も、ずっと一緒だな…」


いつもは冷たいユウが、少しだけ甘くなる瞬間。

私を抱きしめて、キスをする時。


「うん…。ユウ、大好き」


本当に、本当に好きなんだよ?


ギュッと体に抱き着いた私を、ユウは抱きしめ返してくれる。


でも、やっぱり、「好き」って言葉は、聞けなかったけど…。