もう、信じられない。 見ると、左手の人差し指から、血が滲み始めた。 「もう、泣きそう…」 涙目で、水で流そうとした時、 「何やってんだよ」 ユウが呆れた声で、やって来た。 「指、切ったの」 「見せてみろ」 そう言うと、ユウは私の指を取り…、 口に入れたのだった。 「!!!」 ちょ、ちょっと~。 「舐めときゃ治るよ」