重い足取りで、2階に上がると、家具やベッドが置いてあって、完全に生活が出来る。 まさかユウのお母さん、最初から考えてたの? そう思うくらい、この部屋は私好みに、可愛くしつらえてある。 「ねえ、ユウ。何で、こんな急なの?」 隣の部屋で、荷物を出しているユウの背中越しに、問いかけた。 「知るかよ」