貸してくれるって…。


「ねえ、待ってよユウ。私、昨日知らされたばかりで…」


心の準備も出来てないし、だいたい同棲するとは言ってない。


「でもさ、荷物あるよ?」


淡々と言いながら、ユウが指差した方向には、私の着替えなどが置いてある。


「うそ~!!」


お母さんめ~!!


一生、恨んでやるから。