新学期から、アキくんは体調不良で、学校を欠勤している。 そして、代わりの先生が赴任するという、異例の事態になってしまった。 「もう、アキくんとは、二度と会う事はないかもね」 昼休憩に、香乃子がそう言った。 「うん…。私もそう思う」 幸いにも、アキくんとの事は、誰にもバレていない。 ユウと香乃子、そして私だけの秘密なのだ。