「わ、分かってるわよ」 何だ~。 期待したのにぃ。 そうよね。 そんな簡単に、プロポーズなんて、してくれるわけないんだ。 「大学を卒業したら、ちゃんと言うから、それまで待っとけ」 「ユウ…!」 本当? 恥ずかしそうな表情で、顔を横に向けたユウに、私はキスをした。 「嬉しい。約束だよ?私、待ってるから」