「えっ?」


やっと、分かってくれたみたいね。


ユウの手から、“アレ”がポロっと落ちた。


「ちゃんと解決してくれるまでは、絶対にユウとはエッチしないから!」


助けてくれた事は感謝するけど、アサミの事を許したわけじゃない。


「ユウ、ちゃんと、教えてくれるよね?」


「あ、ああ…。もちろん」


いつもは強気のユウが、こんなにたじろくのは初めて。


そんな姿に、思わず心の中で笑ってしまった。