陽が上りきった夏の午後。


ユウに引っ張られて、何とかアキくんの家から逃げれたのだ。


と言っても…。


超気まずい。


とても、顔を合わせられない。


家の前まで来て、自然と私たちの足は止まった。


「おい、亜由美。何か言う事あるだろ?」