ちゃんと聞いてれば、こんな事にならなかったのに…。


「センセー、亜由美を返して?」


真っ青な顔のアキくんに、ユウはジリジリと詰め寄った。


「おとなしくしてれば、あの写メは誰にも送らないからさ」



それでも、動く事も話す事も出来ないアキくんに、ユウは凄みをきかせて言い放った。



「分かったか?返事しろ」


「は、はい…」