俺は一人っきりになれるところで先程渡された彼女からの手紙を開いた。

愛しいあなたへ

ワタシはアナタが大好きでした。
アナタからしたら…そんな感じがしないかもしれないけど…
本当に好きでした。
男遊びの様に見えていたかもしれないけど
あれは告白してきた男への断るためにしたことなの…
信じてくれないと思うけど…
信じて!!
いつか、言おうと思った時、アナタからメールがきた
とても辛かった…
とても悲しかった…
とても悔しかった…
けど、アナタも同じ気持ちだったんだよね?
だから…別れる事を決めたんだよ…
本当は別れたくないよ…
別れたらこの世に生きる意味が無くなっちゃう
けど別れちゃった…
ありがとね
好きだよ
ワタシは天国で待ってるね
それにワタシが生まれ変わったら…また、ワタシの事を愛してね!
こんなワタシだったけど…
こんな別れ方になってしまったけど…
最後までワタシの事を愛してくれて…ありがと
ワタシはこの大空からアナタを見守ってるね!

    アナタに輝かしい未来を



俺は彼女からの手紙を読みおわる時には、あれほど涙を流したのに…涙がとまらない。

そして俺は空を見上げる。
彼女がいる空を見上げる