大好きな君へ。

「あたしのいじめについて

聞きまわったんだ。

そしてでてきたのは

"ゆりあ"

あんたの名前だったよ。

ねえ。

あたしが何をした?

あんたは何がしたいの?」


ゆりあは黙りこんだ。


「ねえ!」

肩を掴んだ。


「‥っ 美奈は

淳ちゃんと浮気してたでしょ?」


「ー‥はっ?

ゆりあがでしょ。

淳平はあたしと付き合ってたんだよ?」

「違うっ!!

ゆりあがっ

ゆりあがっ‥

ずっと前から淳ちゃんを好きで告ったら


今彼女いないよ。


って言ってたもん!」


淳平‥

また見損なった。


「遊園地行ったり、

淳ちゃんと2人で

海いったりしてたでしょ!?」


――ちょっと待って。


それは

あたしと 淳平と






杏里しか 知らない


はず‥‥‥



「な んで

ゆりあが知ってるのー‥?」