大好きな君へ。

バンッ

トイレの壁を叩いて

ゆりあたちを

見た。




「美奈?何?
朝っぱらから
うるせーっつの。」


ゆりあは

こっちを見て

驚いた表情をしたあと

すぐに険しい表情に

なって言った。


、、、ゆりあって

こんなキャラだっけ。

化けの皮

剥れてるし。

そんなことを考えてると

「もー。
美奈のせいで

テンション下がったじゃんー。」

とか言い出した。


「あっそ。

いいからちょっとこっち

きてくれる?」


そういって

ゆりあを半ば

強制的にトイレから連れ出し、

体育館裏に向かった。


「ちょ、痛いっ!歩くの速い!

どこ行く気!??」


「うるさい。」

ただ一言だけ返した。



しばらくすると

体育館裏についた。