じゃーねーとか、 また明日ねー、なんて声を聞きながら、あたしは彩としゃべっていた。 「夏生、あんた部活入んの?」 ちらほらと教室から出ていく生徒。 その中でも、机に座ってしゃべり続けるあたしたち。 部活。 正直、面倒くさくなってる。 「ん~。なんか面倒くさくなって…」 カキーン…― 彩とあたししかいないこの教室に、固い金属音が、響いた。