「皆さん、本日は娘の為に…」

楓の父が挨拶を始めた。

あれから1ヵ月が過ぎた――

今、俺は楓の葬儀に参列している-――。

俺の力は呪われている……

あれほど求めた自分の力だったのに――

何故こんな…ことに……

―1ヵ月前――

二人の口元が触れ合う寸前――。

ガガガガガガガガ………