「なぁ…惣、階段ってどっちだ…?」

「わからないな…だって俺らエレベーターしか使ってないし…」

「あっぢ…」

ヒロは紙を見ながら、指差した。

「しおりか…ヒロ…すごく冷静だよな…」

「そうだよ…俺なんかお前ら2人が居なかったら多分死んでたし…」

「ぼぐは、昔大ぎな地震にあっだがら…」

「だからって…とにかく…急ごう…ここは8階だから下に行くのも時間が…」

3人は階段にたどり着いた。

「階段付近は壊れてないみたいだな…」

そして、5階にたどり着いた時…

惣一郎とヒロは足を停めた。