超克時空記ES1 第1〜10話

 ざっと1時間後・・・「おい、獣!」「ん〜・・・ここは?」「わからんが、少なくとも、鉄製の檻の中なのはたしかだ。そして・・・」「そして?」「海底であることも、たしかなんだ。」「海底!?」「ああ。」「なんで海底に・・・」「ちくしょう!!!マエンがいたら檻から抜けれたのに!」キメラの声が、檻のあるこの洞窟に響く。「ねえ、キメラ。なんでマエンがいたら抜けれるの?」「俺たち、エンレデの人間は、それぞれ、能力を持っている。俺は電気だが、マエンは炎。つまり、鉄の檻(柵)を溶かすことができる。」「そーゆーことか。」
 すると、どこからか、足音が聞こえてきた。「誰だ!」すると、足音の主が、目の前に現れた。「マ・・・マリナ!!!お前、どうしてここに!?」キメラが叫ぶ。だが、返事はない。「キメラ、様子がおかしくない?」「おい!その場から離れろ!」「マエン!?」縄に巻かれたマエンが引きずられてきた。「なぜここに!?」「いいからその場から離れろ!」すると、足元から海水が吹き上げてきた!「うあ!!!」「こいつは誰かに操られている!電波式で、発信源を見つけた!そこは、あ・・・」海に放り込まれた。「マエーン!!!!!」獣が叫ぶ。「発信源がわかんねーと、なんもできねえ。『あ』・・・なんだ!ちくしょー!!!」
         果たして、マリナを正気に戻せるのか!次回につづく!!!!!