どうしよう。今日はこのまま帰ろうか。 屋上を出て教室の前に来たとき、腹痛が瑞歩を襲った。 「瑞歩さあー。」 また千秋の声。 どうしよう。気持ち悪い。 「でも前より演技うまくなってるよねー。」 …え? 「あー、やっぱり女優だな、って思うこともあるわけよー。」 「わかるわかる。引き込まれるよねー。」 「まあ女優だしねー。」 「あはは!だねー。」 …嬉しい。千秋は女優としての私を認めてくれてる。 ごめん千秋、私も利用させてもらう。 3分後、瑞歩は教室へ入って行った。