「アイ。」 『…はい。』 「みんなに謝って。」 『…ごめんなさい…。』 アイは頭を下げる。 「いいよ。」 「誰もケガしなかったし大丈夫だ!」 「掃除しなくてよくなったしね。」 3人はそれぞれあさっての方向を見ている。 「あの…アイはこっちなんだけど…。」 友は眉を下げて真っ白い壁を指差す。 「見えないよ。」 「見えないんだからどこでもよくね?」 「アイが私たちの前に来ればいいんだよ。」 相変わらず適当な3人だ。