「翡翠今日おかしくね?」 「何が。」 「いつもより思いやりがある。」 「私の7割は優しさで出来ている。」 「嘘つけ。」 「失礼な。」 「ほんとどうしたんだよ、今日は。」 「…子どもはね、何も頼るものがないと不安で怖くなるんだよ。」 「は?」 「あ、飴明日またちょうだい。あの子に全部あげちゃった。」 「お前なあ…。たまには俺にも優しくしろよ。」 「十分優しくしてるじゃん。」 「どこが!?」 「すべて。」 大事な人が目の前から消える心細さは なんとなくわかるんだ。