「私は花梨。」 「ふーん。」 30分くらい待ったけどお巡りさんは帰って来なかった。 「う…ぐすっ…ママあ。」 「泣くな泣くな。泣いてもいいことないよ。」 「だってえ…早く帰り…ったいん…っだもん…。」 「泣いたら早く帰れるわけじゃないでしょ。」 「お腹…減ったあ〜。」 「泣いて腹が満たされたら誰も苦労しねーよ。飴やったでしょ、飴。」 「飴じゃお腹いっぱいになんない…。」