そしてもう1人。 「翡翠マジおもれえな!」 情に厚い男だが、根本的にアホな相良健一。 健一は翡翠とはまた違った形の問題児だ。 「健一ほど面白いやつはいないと思う。」 「そうかあ?翡翠の方が面白いし。なあ、唯ちゃん。」 「どっちもバカ。」 「「え。」」 「山村ー。あれ、山村は?」 「山村さんはサボりでーす。」 「またか。」 5限目の日本史。 翡翠はよく授業をサボるため、もうどの先生も驚かない。